ノミ・ダニ駆除に加え、フィラリア予防薬としての効果も発揮するネクスガードスペクトラですが、ほぼ同じ効果を持つ商品に「レボリューション」があります。
スペクトラは経口薬ですが、レボリューションはスポットオンタイプの薬です。投与のしやすさで言えば、スペクトラの方がラクだと思います。
(効果はほぼ同じですが、スペクトラの有効成分はアフォキソラネルとミルベマイシンオキシムなのに対し、レボリューションはセラメクチンという成分なので、まったく同様の効果というわけではありません。)
価格はスペクトラが1錠(1ヶ月分)あたり1,600円程度なのに対し、レボリューションは1,100円程度なのでレボリューションのほうが割安と言えます。
価格を重視するならレボリューションの方がおすすめですが、投与のしやすさを重視するならネクスガードスペクトラですね。
レボリューション体験談
実際にレボリューションを使っている飼い主さんに話をうかがいました。
レボリューションは効き目が早かったです(30代/女性)
我が家の猫がダニの被害を受けたのは4,5歳のころでした。まだ若くてやんちゃなころだったので、家の外に散歩に出ることが多かったため、外からもらってきたようでした。
特に痒がるとか、皮膚が赤くなるとかいった症状はほとんどありませんでした。ではどこで気づいたかというと、抜け毛です。後ろ足で首のあたりをかいていたとき、その後ろ脚にごっそり抜け毛がついていたのです。
この抜け毛の量はさすがにおかしい、というわけで、すぐに動物病院に連れていきました。このときはダニの被害とは思っていなくて、皮膚炎か何かだと思っていました。
額のあたりの毛をカミソリのようなものでちょっとだけ剃って、顕微鏡で検査した結果、ダニの被害だということが判明しました。実際、顕微鏡を覗かせてもらいましたが、猫の毛の中にもぞもぞ動いているダニがはっきり見えました。
獣医師の先生の説明では、外に出る猫はどうしてもダニをもらって帰ってくるそうです。たとえば、ほかの猫と接触したり、砂場や道路に寝転んでゴロゴロしたりしたとき、どうしてもダニが毛に付着してしまうようです。
治療に使ったのは、「レボリューション」です。首の後ろに落とすスポット系の薬剤ですね。正確な日数は覚えていませんが、ひと月かからないくらいで抜け毛はなくなりました。かなり早く治ったので、ほっとしたのを覚えています。
でも、症状がなくなってからも、こうしたスポットタイプのダニ忌避剤を使用するようになりました。だいたい、半年に1回ペースで使いました。
予防策としては、掃除を徹底して行いました。特に、猫のベッド周りですね。ベッドもクッションも古いものは処分し、新しいものに変えました。
また、すぐ行うのは難しかったのですが、あまり外に出すのが好ましくないようでしたので、徐々に完全室内飼いに移行させました。
あれ以来、幸いにもダニの被害は出ていません。
もしすでにダニの被害が猫ちゃんに見られる場合には、すぐに病院に行くことをおススメします。ノミと違ってダニは肉眼ではなかなか確認できないので、病院で診断してもらった方が安心できると思います。
また病院で処方される薬は、市販のものより効果があって安全な成分を使っています。実際、我が家の猫も処方された薬ですぐに治りました。それほど高価なものでもないし(1ヶ月1本使用、3本入りで5000円しなかったような記憶がありますが、この辺は病院によると思います)、専門家に見てもらった方がいいでしょう。